福井県内で被害が広がる記録的大雨について

記録的大雨 県内各地で被害広がる 自衛隊に災害派遣要請

前線や上空の寒気の影響で県内は、5日朝にかけて猛烈な雨が降り続き、各地で土砂災害や浸水などの被害が広がっています。
記録的な大雨となった南越前町では住宅の浸水被害も相次いでいて、県は自衛隊に災害派遣を要請しました。

気象台によりますと、低気圧をともなった前線と上空の寒気の影響で、県内は大気の状態が非常に不安定となり、南越前町と敦賀市付近では、5日朝にかけて1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降りました。
南越前町今庄では、5日午前9時すぎまでの24時間に降った雨の量が観測史上、最も多い405.5ミリに達し、平年の8月1か月ぶんの2倍を超える記録的な大雨となりました。
県によりますと、この大雨で南越前町のほか、勝山市や大野市、福井市など各地で住宅への浸水被害が確認されたということです。
特に浸水被害が大きい南越前町では消防だけで住民の救助などの対応ができず、県は午後0時半に陸上自衛隊に災害派遣を要請しました。
気象台は、大雨のピークはすぎたとしていますが、南越前町と敦賀市では土砂災害の危険性が非常に高まっているとして、気象台と県は引き続き「土砂災害警戒情報」を出して厳重な警戒を呼びかけています。

 

NHKnewsWEBより引用